新型コロナ感染対策のためのいいにくいことは先に共有しよう

新型コロナウィルスへの感染を防止するため、視覚障害者も支援者もそれぞれが取り組むべきこがあると思います。それは誘導歩行中であっても変わりません。おそらく、感染対策には、お互い共通した部分がある一方で、各対策に関する認識の違いもあるかもしれません。後になって、ああしてほしい、こうしてほしい、と思っても、それはとても言い出しにくいかもしれません。ならば、感染対策に関するそれぞれの考えや要望をお互いが認識して誘導歩行に臨めるよう、事前に打ち合わせしておくのが良いのではないかと思います。

例えば...
  • 必ずマスクをしてください
  • 咳やくしゃみをするときはマスクを外さないでください
  • 手袋を着用してほしい
  • 眼鏡(伊達眼鏡でも)、サングラス、遮光レンズ、花粉症用ゴーグル、サンバイザー、アイシールドなど、目に入るかもしれない飛沫対策をしてほしい
  • 定期的に手指用毒や手洗いをしてください
  • 公共交通機関、公共の場所など不特定多数の人が集まる場所へ行った後は、必ず20秒以上の手洗いを行ってください

その他には...、誘導歩行の合間の過ごし方についても打ち合わせしておくのも良いと思います。
  • むやみに荷物に触れたり、荷物を持ったりしないでください
  • 誘導歩行中以外の待機の時は換気の良いところに案内してください
  • 長時間の滞在の時には社会的距離を保って近くにいてください
  • 向かい合って大声で話をしないでください
  • マスクを外さなければならない食事をともにすることはできるだけ避けてください

新型コロナウィルスへの感染を心配しなくて良いのなら、相手に嫌な印象を与えることばかりですね。でも今は必要なことだと思います。言葉で伝えるのが難しければ、紙に書いて渡しても良いですし、誰かを介して伝えてもらうのも良いですね。感染対策に関して最初に共通の認識を得ることは、お互いが時間を一緒に過ごすからこそ重要なことなのではないかと思います。