第1回 NPO東京ライトハウス講演会 ご案内

社会が続く限り、視覚障害がある方のための安全対策に終わりはありません。この問題について我が国の第一線でご活躍する日本歩行訓練士会会長の古橋友則先生から最新の動向や取り組みに関するご講演を賜る機会を頂戴致しました。私たちが笑顔で生きたいと思える社会を実現するために、様々な立場の方々が問題意識を共有し、理解を深め、これから一丸となって取り組むための契機となれば幸いです。

また、視覚障害のある方に対する支援事業を今後持続的かつ多角的に検討するため、本講演会の参加申し込みの際に,踏切横断に関する簡単なアンケートにご回答頂きたく存じます。みなさまからのご協力を切に賜りたく存じます。

世話人:豊田 航

【講演情報】

演題 「視覚障害者の安全な移動のために~日本歩行訓練士会の取り組み~」

講師 古橋 友則 先生(日本歩行訓練士会 会長)

視覚障害者の就労や社会参加を考えるとき、安全な移動の確保は欠かすことができません。しかしながらいまだ駅ホームや交差点、そして踏切での事故が後を絶たず、特に踏切についてはいままでも危険性は指摘されていながらもその対策は十分なされてきませんでした。

日本歩行訓練士会では、国が示した踏切道のガイドラインを検証し、より安全な設備を模索し今後その実証実験を予定しています。

視覚障害者の安全な移動の確保は、当事者だけの問題ではなく、歩行訓練士や鉄道会社、自治体そして一般市民も含め皆がそれぞれの立場で何ができるのかを考えることが必要です。

今回は日本歩行訓練士会の取り組みを紹介するとともに、関係するみなさまからの意見も伺い、今後の活動に生かしていきたいと考えています。

【開催情報】

日時:2023年6月3日(土) 13時から14時
場所:zoom 開催
対象:講演内容に興味がありアンケート調査にご協力いただける方
定員:85名
参加費:無料
参加登録:2023年6月1日(木) 17時 締切
参加登録方法:以下のフォームからご登録ください。
参加登録フォームへのリンク


視覚障害支援に関する新型コロナ関連情報サイト

視覚障害支援に関する新型コロナウィルス感染症関連情報サイトをご紹介します。新しい情報を入手できた時には随時更新するよう心がけます。

堺市立健康福祉プラザ
全国いろいろなところで飛び交う視覚障害支援に関する情報を、丁寧にまとめてくださっています。たくさんの情報を確認することができます。

中野泰志先生(慶應義塾大学)ウェブサイト
新型コロナウィルス感染症による外出制限下での視覚障害のある子供達の学びを支える情報源
視覚障害のある小中高校生の学びを支える情報を集めて公開してくださっています。自宅学習に必要なデジタルの教科書の提供、学受験の準備、また、自宅でできる運動等などさまざまな情報が公開されています。中野先生は「視覚障害学生のオンライン授業を支援する会」という有志の会を立ち上げ、視覚障害のある学生のためのアクセシブルなオンライン講義についての情報もまとめてくださっています。

日本視覚障害者団体連合
日視連 新型コロナウィルスホットラインのご案内
全国の視覚障害当事者および視覚障害関連施設等から、新型コロナウイルス感染症に関連した問題や要望を広く集めています。それらを日視連が取りまとめ、国や関係機関に対し改善を求めるよう要望するそうです。

全日本視覚障害者協会
新型コロナウイルス感染症による影響を受け、仕事・収入が大きく減った人または失った人への支援策をまとめてくださっています。

日本歩行訓練士会
新型コロナウィルス感染症による影響が、訓練業務にどのように現れているのかを調査しています。

NPO法人 タートル
在宅勤務について、主として事務職等の立場で就労する視覚障害者がどのような状態にあるかを把握するため、緊急アンケート調査を実施しました。その結果と、視覚障害者が在宅勤務を行う上で求められる情報アクセシビリティーに関する要望・提案をまとめています。