新型コロナ感染への視覚障害者の不安を落語で

新型コロナウィルスへの感染に対し、視覚障害のある人がどのような不安を抱えているのかを、上方の落語家である 桂 福点(かつら ふくてん)さんが落語でわかりやすく、しかも面白く解説してくださっています。視覚障害のある人も、新型コロナウィルスに感染した視覚障害のある人を受け入れる機関の人も、是非に一度はご覧ください。対策を検討する上で参考になる落語だと思います。

この難局を、みなさんのアイディアで乗り切りましょう。

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私を検査につれてって〜視覚障害者の不安、わかりますか?〜
https://youtu.be/x7Mv8hpV9zA

ポイントは3つ

1.移動支援の問題
 視覚障害のある人も移動支援をしてくれるガイドさんも、移動支援が濃厚接触になることを不安を感じている。

2.不慣れた環境での生活への不安
 もし視覚障害のある人が新型コロナウィルスに感染していたら、病院やどこかの施設、つまり普段の生活環境とはまったく異なる不慣れた環境でしばらく生活しなければならない。

3.体温測定の問題
 視覚障害のある人の中には、体温計で測定した数値を読めない人もいる。隔離先では毎日自分で体温を測る必要があるが、音声出力可能な体温計が準備されているところはほぼない。

これらに対し、福点さんは解決方法の提案をされています。

移動支援の問題については、新聞紙を丸めて棒状にして両手に持ち、ガイドさんと視覚障害のある人が前後に並んで電車ごっこをするかのようにして歩くことを実演しています。注意しなければならないことは、この方法は平坦な道でしかやっちゃだめだよ、ということです。これとよく似た方法を、南アフリカ歩行協会が提案しています。こちらも参考になると思います。
https://www.omasa.org.za/wp-content/uploads/2020/03/COVID19.pdf

不慣れな環境での生活、体温計の数値を読むことについては、スマートフォンを使ってテレビ電話をして、部屋の様子を説明してもらったり、数値を読んでもらうなどしてはどうかと提案しています。なので、それができるような準備をしておいてはどうかと提案していました。

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