見えにくさの相談会61 開催報告

開催日:2017年6月24日(土曜日)
場 所:日本点字図書館
時 間:10:00 - 16:00
相談希望者:9名
相談対応者:3名

2017年6月24日(土曜)に本年度の第1回「見えにくさの相談会」を日本点字図書館で開催しました。

今回の相談会には、男性3名、女性6名の合計9名の方が相談にお見えになりました。年代別では、60代が4名ともっとも多く、30代、50代、70代、80代、そして最高齢の90代がそれぞれ1名ずつでした。身体障害者手帳の所持状況では、未取得の方が5名と最も多く、そのうち、申請中の方が2名でした。続いて2級の方が2名、5級の方と6級の方がそれぞれ1名ずつでした。

今回の相談では、白杖の選定と使い方に関する相談、遮光眼鏡・携帯型拡大読書器・電子ルーペの選定と使い方に関する相談、パソコンやiOSデバイスの画面設定や音声ガイドに関する相談、現在や将来の生活に関する不安についての相談などがありました。日本点字図書館で開催している「視覚障害者のためのIT教室」の情報が浸透してきたせいもあると思うのですが、WindowsパソコンやiOSデバイスの利用についての具体的な相談が増えてきつつあるように感じました。

WindowsパソコンやiOSデバイスの利用についての相談の場合、ディスプレイ画面を視覚的に確認可能な相談者については、相談に当たるスタッフが手元の機器で操作した結果をその機器の画面で確認してもらう、という手順で行っています。もし、相談スタッフが操作している機器に外付けのディスプレイが接続できれば、操作の過程も含めて確認してもらえるので、理解してもらいやすいのではないかと感じました。