見えにくさの相談会46 開催報告


開 催 日:2013年9月7日(土)
場   所:日本点字図書館
時   間:10:00 - 16:00(ミーティング 16:00 - 17:00)
相談希望者:8名
相談担当者:清水、菊地

2013年9月6日(土)に本年度第3回目の「見えにくさの相談会46」を日本点字図書館で開催しました。相談予約の方は9名でしたが、当日お一人の方がキャンセルされ、最終的には8名の方のご相談ということになりました。内訳は、男性3名、女性5名で、年代的には、30代、50代、70代がそれぞれ1名ずつ、60代が3名、80代が2名で、比較的年齢層が高かったようです。障害等級別では、申請中の方も含めると、2級・3級・4級の方がそれぞれ1名ずつ、1級の方が2名、障害者手帳未取得の方が3名でした。

相談の内容としては、日常生活での不便さを解消するための工夫、白杖の選び方と使い方、安全に歩行を行うためのアドバイス、ルーペをはじめとする各種補助具の選び方と使い方、パソコンの利用方法などがありました。また、障害者手帳未取得の方からは、障害者手帳がなくとも利用できるサービスについても相談がありました。

今回の相談会では、とても強い羞明を訴える方が多くいらっしゃいました。羞明があまりにも強すぎる場合には、眼を開けて生活できない、という方も強い羞明を訴える方の中にはいらっしゃいます。外出の際には、色の黒いサングラスを装用し、ツバの広い帽子をかぶっても対策は十分ではないため、足元を確認しながら歩くために白杖の操作方法を学ぶ人もいます。こうした場合、読書をはじめ、文字を読むことにも支障があることも多くなります。各種の情報収集の手段として、デイジー図書の再生機器、パソコンの音声化ソフトなどを利用し始める場合もあります。羞明が強く眼が開けられないから日常生活もうまくできないとあきらめるのではなく、そういう場合でも工夫があることを知っていただいて、生活の中に取り入れていただければと思います。わからないことは、是非にご相談願います。