見えにくさの相談会58 開催報告

開催日:2016年10月22日(土曜日)
場 所:日本点字図書館
時 間:10:00 - 16:00
相談希望者:10 名
相談対応者:2名

2016年10月22日(土)に本年度第3回目の「見えにくさの相談会」を日本点字図書館で開催しました。

今回の相談会には、事前に9名の方の予約があり、当日お一人の方が飛び入りで参加されました。相談は、男性4名、女性6名の合計10名でした。年代的には、40代4名、50代3名、60代1名、70代2名となっていました。身体障害者手帳の所持状況では、2級4名、未取得4名、不明2名となっており、身体障害者手帳未取得の方が約半数でした。

今回の相談会では、前回のご指摘を受け、相談時のプライバシー保護のため、相談に使用する部屋を二部屋用意し、相談者の方にはそれぞれ別々の部屋で相談を受けてもらうようにしました。

歩行全般についての相談、拡大読書器や電子ルーペの選定と使い方に関する相談、パソコン利用に関する基本的な相談、タブレットの基本的な利用方法やアプリについての相談などがありました。

今回の相談者では、使いこなしている/いないにかかわらず、iPadを所有している方が多かったように思います。日本点字図書館でも今年度から、iOSデバイスの講習会を開始していることもあり、今後、iOSデバイス関連の相談が増加するかも知れないと感じました。

また、相談者から、その方の住む県内にあった国立の視力障害センターが廃止されたことで、視覚障害にかかわる訓練などの情報を得るためには、県外に出かけなくてはならず不便を感じている、というご意見がありました。